メゾンのアイコン

メゾンの設立当初から、フレデリック・ブシュロンはジュエリー制作の既成概念を打ち破ってきました。先見性に秀でたジュエラーとして知られるブシュロンは、ネックラインにしっくりと馴染み、しなやかで優雅な女性の美しさを際立たせる、今までにないクリエイションを生み出しました。クエスチョンマーク ネックレスは、初期におけるその好例です。1879年にデザインされたこの作品は、現在ブシュロンに欠かすことのできないシグネチャーとなりました。

数年の研究開発の後、全く前例のない極秘プロセスによって、ブシュロンははかない美を永遠のものとすることに成功しました。このコレクションを完全たるものにする9つのフルール エターナル（永遠の花）は、メゾンとハイジュエリーの歴史において初の試みです。この誕生はフレデリック・ブシュロンの夢を凌ぐもので、不可能を可能にしたのです。

ハリネズミ、キツネ、ハヤブサ、オウム、それともカメ…ブシュロンが生み出す驚くべき動物たちの世界は、1866年にそのアトリエで幕を開けました。そこは自然をインスピレーションの源とする場所。ここで、ハイジュエリーとアートのマリアージュを体現するコレクションが生み出されたのです。耳元、首元、そして指の上で、今にも動き出しそうな動物たち。素材に封じ込められているかのようです。じっと見つめるサファイアやエメラルド、あるいはルビーの瞳、ゴールドの彫刻やダイヤモンドで飾った毛皮…耳を傾ければ、きっとその物語がきこえてくることでしょう。その動物が表現するのが強さでも、感性でも、あるいは温和さやパワーであっても、すべての女性にとって、自分の感情を解き放ち、自分のスタイルを応援してくれるそんな動物たちは大切な友達になるでしょう。