高みを目指して

張り詰めた弦、迷いのない動き、自分を信じる意志。新作の「フレシュ」は彼方へ。矢を射るその瞬間、弓は姿を消し、心に宿る決意が姿を現します。狙い定める的は、目には見えません。それは射る人の心の中にある、実現したい願いであるからです。

クリエイティブディレクターのクレール・ショワンヌが新たにデザインしたのは、ジェンダーレスで洗練された8本の矢。それは、大胆不敵に自分らしく前へと進む、すべての人に捧げるクリエイションです。纏う人の肌の上で、その人だけの唯一無二の軌跡を描きます。

ホワイトゴールドがしなやかに弧を描き、その上にあしらわれたダイヤモンドがきらめく軌跡を残します。精巧な彫刻で一瞬の緊張感を捉え、モノクロームの作品として表現するフレシュのジュエリーは、シンプルな一本のラインを、モダニティの象徴へと昇華しています。そのフォルムの純粋な美しさはそのままに、フレシュは斬新なスタイリングをも可能にします。メゾンのアイコンであるフレシュの矢は、狙った的を外すことはありません。指や手首を包み込み、流れるような動きで首元に寄り添い、ときにブローチとして胸元を飾ります。

矢のモチーフがメゾンで用いられるようになったのは、1860年代初頭のことです。愛を伝える存在として、また勇気のシンボルとして、時代の中で姿を変えながら、力強さと洗練を保ち続けています。ずっと変わらないもの、それは研ぎ澄まされたフォルムを追求する、メゾンの職人の手仕事。自らを進化させながら、「フレシュ」の矢はこれからも飛び続けます。