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今回のカプセル コレクションでは、ジャック ドゥ ブシュロンの素材に産業廃棄物から再生されたリサイクル素材であるコファリットを用いました。コファリットは使用用途が限定的で地中に埋められることが多い廃棄物をガラス固形化し不活性化させたリサイクル素材です。高速道路の盛土に使用される以外、用途に恵まれてこなかった素材から生まれたコファリットを今回のコレクションに採用することで、ジュエリーとしての新たな価値が見出されました。
コファリットを使用したユニークな5つの作品を通じて、クレール・ショワンヌは「プレシャス（価値ある、貴重なもの）」の概念を再定義しました。荒々しい漆黒の素材がジュエリー業界に初めて登場し、「有用性を失ったものに価値を見出す」という強いメッセージを伝えます。新たな価値を持った再生素材の誕生です。
ジャック ドゥ ブシュロン ウルティム カプセル コレクションでクレール・ショワンヌが追求したのは、「価値」や「貴重性」の意味でした。そしてハイジュエリー業界の既成概念を覆す、これまでにないまったく新しい素材の活用に至ったのです。
「コファリットは多くの人がプレシャス（貴重）であると考えるものの対極にある素材です。ライフサイクルの終着点にある産業廃棄物を再生した素材の、先進性と審美性に心惹かれました。この素材がこれ以上の有用性を生まない再生素材の最終形であるという事実にインスピレーションを得たのです。このカプセル コレクションを通じて、これ以上の有用性を生まない再生素材の最終形であるとされた産業廃棄物を、永久に持続する価値あるものに生まれ変わらせたいと思いました」
クリエイティブディレクター、クレール・ショワンヌ
産業廃棄物から生まれ、独自のガラス固形化を経て誕生したコファリットは、リサイクルの観点から最終段階に達した素材であると考えられています。荒々しい漆黒のコファリットは、今日まで高速道路の盛土以外の使用用途がありませんでした。
洗練されたアイコニックなコレクションに、再生素材であるコファリットを採用することは、ブシュロンの革新性を表します。最先端技術を駆使し、意義深く、クリエイティビティを備えた作品は、ジュエリーの限界を押し広げるものです。
ジャック ドゥ ブシュロン ウルティム カプセル コレクションを通じて、メゾンはサステナブル素材を使用する意味を見出しました。ブランド初となる社会環境負荷レポート「プレシャス フォー ザ フューチャー」で発表したコミットメントがここに反映されているのです。
