12/13(土)~12/25(木)の間、クリーニング サービスを休止いたします。
Change country/region

これらの特別なタイムピースは、単に時を告げるだけのものではありません。時計職人の精巧な技術と、ハイジュエリーメゾンのクリエイティビティの結晶として生まれた作品なのです。ダイヤルはブシュロンのクリエイティブ・スタジオにとって、自然、クチュール、建築、動物などメゾンが大切にしてきたテーマを描く真っ白なキャンバスです。


パリ・ヴァンドーム広場にブティックを構える歴史あるハイジュエラーにとって、自然は常に尽きることのないインスピレーションの源であり、ブシュロンの創業者であるフレデリック・ブシュロンも例外ではありませんでした。しかし、ブシュロンはすぐに、「自然主義的で手つかずの、ありのままの自然」という独自のビジョンによって宝飾業界において一線を画す存在となりました。ひとつひとつのダイヤルに躍動感あふれるタッチで描かれているのは、アイビー、麦、シダ、アカンサスなど手つかずの自然の中に息づく植物。ジュエリー職人と時計職人のサヴォワール フェールが駆使された、これらの特別な作品には、メゾンの創業者から受け継いできた自然へのビジョンが息づいています。




クチュールは、ブシュロンの歴史を支えるデザインインスピレーションの柱のひとつです。創業者フレデリック・ブシュロンの父親であるルイは、1817年よりパリで織物商を営んでいました。そして1830年、フレデリック・ブシュロンが誕生しました。美しい織物に囲まれて育った彼は、その環境から大きな影響を受け、ジュエリー制作において独自のスタイルを確立したのです。やがて彼は、オートクチュールのテキスタイルからインスピレーションを得て、メゾンのタイムピースを刺繍やグログラン、タッセル、レースで美しく装いました。


白鳥、スネーク、蝶…ブシュロンのアニマルコレクションは、1866年にアトリエで始まりました。動物たちの羽ばたきや鼓動、その躍動感あふれる姿を捉えた作品は、ハイジュエリーと芸術作品の融合です。タイムピースとなった動物たちは、身に纏う人にそっと彼らの物語を語りかけます。




メゾンの創業者フレデリック・ブシュロンは、先見の明を持つ人物でした。1893年、ハイジュエラーとして初めてヴァンドーム広場にブティックを構えたのです。ヴァンドーム広場26番地、この伝説的なアドレスに着想を得て誕生したグラフィックコードは、今もなおメゾンのクリエイションに息づき、進化を続けています。

